技術紹介

1. 建設発生泥土(汚泥)の改良方法

A. 高含水比泥土の改良

私たち研究会は、セメント系・石灰系改良剤等では難しかった高含水比泥土の再利用上の問題(固形化・六価クロム溶出・アルカリ溶出等)を、リサイクル材料(DF剤)の使用で、強度の確保・重金属の不溶出化・PH問題等を解決しました。また、施工方法は特殊な機械やプラント設置の必要が無く、簡易に経済的に改良ができます。

写真-1(高含水比泥土の改良例)


B.低含水比泥土の改良

今般、3.11の「東日本大震災に」より発生した“津波泥土”の再資源化工事(国土交通省-宮城県塩竃地区及び利府地区)を実施しました。津波泥土は低含水比(33%~53%程度)であるため連続式改良機を使用し改良を行い、強度の確保・安全性・臭気の大幅低減等を確認し、復旧・復興への再利用が可能であることを確認しました。

写真-2(低含水比泥土の改良例)



2. レストム工法の特徴

1)検証
レストム工法の特徴については、東北学院大学工学部教授工学博士 飛田善雄氏により「土木学会東北支部技術研究発表会:H17レストム工法で改良した土の力学的特性. H18レストム工法の重金属汚染に対する有効性. H21フライアッシュを混入した地盤改良剤の改良効果に関する実験」(グラフ-1、表-1)においてDF剤を用いた改良土の特性が検証され発表されました。



安定処理においてレストム工法は、砂質土系・粘性土系地盤の両方に対して、土質に関わらず改良後の土の性状においても締固めの良い土として良好に改良され、セメント改良による石質的な改良土とは一線を置く改良土であるといえます。

2)改良土の特性
a. 酸度(PH)について・・改良後の推移について、グラフ-2・表-2に示す。



b. 改良土の臭気軽減について・・グラフ-3・表-3に示す。

主原料のフライアッシュの物理的性質により吸収・脱臭効果がえられ、悪臭を軽減します。(東日本大震災で発生した“津波泥土”の改良結果からも、28日後には原土臭気の1/5まで軽減することを確認しました。)




レストム工法施工実績
(平成21年から最近までの主な実績)